今日3本目の投稿。キーボードについて考えてみる。今、主に使用しているPCは2台ある。そのうち1つはUS配列で、もう一つは日本語配列のキーボードを使用している。この状況は良くない。ずっと日本語配列のキーボードを使ってきていた。そこそこ値が張る代物で、打ち心地も素晴らしいくてとても気に入っている。最近、といってももう1ヶ月以上経っているけど、新しいPCを購入した。そして、ひょんなことからUS配列のゲームミングキーボードが手に入ったので、それを利用している。打ち心地はそこそこだけど、無駄に光るのがなかなか良くて、しばらく使っていたらこれにも愛着が湧いてきた。そして、このUS配列のキーボードがメインとなった。このブログもそのPCから書いている。
US配列にもだいぶ慣れてきた。最初はEnterや角括弧を何度も間違えていた。プログラミングでは多用するのでこのような基本的なタイプミスは思考が中断されて、効率が悪すぎる。さっさと買い換えればよかったのだけど、US配列のほうが良いところもある。@や引用符なんかの位置はUS配列のほうが良い。また、テキストエディタなどのキーバインドはUS配列が基本に考えられているので、そちらの方が自然に感じられる。そういう理由で、しばらく使ってみることにしていた。もうほとんど日本語配列のを使っていたときと同じような感じで使えるようになってきた。
しかし、今度は逆の問題が発生する。旧PCで作業をするとき、びっくりするくらいうち間違える。丸括弧や引用符などは、間違えずに打てることの方が少ないくらいだ。この混在した環境はとても良くない。日本語配列かUS配列かという問題が些細に思える。プログラミングでもそうだが、例えば、インデントは4にするか2のどちらが優れているかよりも、 どちらかに統一して、少なくとも同じプロジェクトの範囲では、一貫してそのスタイルを使い続けることのほうが遥かに重要だ。キーボードもそうだ。打ち心地がいいとかよりもずっと重大だ。まず、どちらかに統一できることが大前提になる。どちらかに揃えることできることが可能であって初めてどちらの配列のほうが良いかについて考えを巡らすことができる。
今、所有しているキーボードの殆どが日本語配列になっている。ラズパイ用のワイヤレスキーボードが2つある。それにラズパイ400も日本語配列で、これは交換不可能だ。あとはあまり使用しない古いノートPCもやはり日本語配列だ。また、US配列のHHKを1つ所有しているけど、PS/2端子なので変換器をかまさないと使えないので使用していない。もしUS配列に統一するとなると、少なくとも3台買わないといけない。そして、今ある3台が不要品になってしまう。どうがんばってもラズパイ400とノートPCはUS配列にできない。こういう状況を鑑みると、日本語配列で統一するのが素直な選択肢のようだ。それならば1台を買い足すだけですむ。
本当にそれでいいのかちょっと迷いがある。まず、見た目の問題で、どうみてもUS配列のほうがシンプルだ。日本語配列の変換や無変換やカタカナがない分、無駄がなくてスッキリしている。プログラミングで多用するスペースキーがとても広く取られているので、安心感がある。変換と無変換はまだ活用できる。しかし、カタカナキーは無理がある。PCを使い始めてから一度も活用したことがない。CapsLockが重要な位置に置かれているの同じくらい不自然なキーだ。使いみちがないので無視すればいいという考え方もできる。しかし、やはり美的感覚から受け付けがたい。各キーについているひらがなの刻印も無意味な感じがする。かな入力は使ったことないし、将来も使う可能性は極めて低い。何度か言っているけど、@のような使用頻度の低いキーがホームポジションに近い位置にあるのも微妙だ。そして、プログラミングで多用する二重引用符が変わりに@が適正だと思われる位置に押しやられている。美的感覚からも、機能性の面からも、US配列のほうがずっと優れていると思われる。日本語配列を選択する理由となるのは、ただ入手しやすいことと、今ストックがたくさんあることのみで、キーボード本体の設計が理由となるものではない。
なぜ今こんなにキーボードについて悩まないといけないかと言うと、おそらく、今回下した判断によって、今後数年、下手したら数十年の間ずっとそれを維持し続けることになるだろうからだ。先に書いたように、キーボードそのもののどちらが優れているかよりも、統一して使い続けることのほうがずっと重要だ。統一されているという前提があって初めて、どちらがいいかを選ぶことができる。統一されていればどちらでもいいというわけではない。プログラミングと同様に、悪いスタイルを強制されるのは苦痛なものだ。はじめから苦痛なキーボードを選択する理由はない。
別に日本語配列が苦痛なだと思っているわけではない。今までもそんなふうに思ったことはなかった。しかし、ここしばらくUS配列を使ってきて、少し考えが変わってきた。1ヶ月程度ではまだ試用段階だったと考えても良い。決断を下せるほど使い込んだとは言い切れないところがある。それを踏まえて、現時点では、先に述べたように、見た目と機能の両方に置いてUS配列のほうが優れていると思っている。ここで、すべてのPCに対して統一するために、今所持しているキーボードに引退してもらって、新たにすべてに対してUS配列を用意するほどまでの優位性があるかどうかを判断しないといけない。
どうも話がループしている気がする。先に進むことを考えよう。
今使用しているUS配列のゲーミングキーボードはなかなか気に入っている。これを手放すのはちょっと惜しい。そして、旧PCに接続してある、ちょっと効果な日本語配列のキーボードも、打ち心地の良さから気に入っている。どちらか一方を選べと言われるとちょっと難しい問題だ。しかし、どうにかしてどちらかを除去しないといけない。もし、ひょんなことから新しくUS配列のキーボードを入手していなかったら、こんなに悩むことはなかっただろう。一旦、元の平和な状態に戻してみてはどうだろう。しばらくUS配列ばかりでやってきていたので、日本語配列でプログラミングする感覚を忘れかけている。旧PCで作業するとにタイプミスを連発する原因はそれしかない。一旦戻して、それでもまだやっぱりUS配列のほうが良かったと思えるようなら、US配列で統一する。別に日本語配列でも問題なければ日本語配列で統一するということにしよう。