計画を立てる

 停滞気味だ。ブログの目標に1日1本をを掲げた。これを書いている時点で、今日を含めてあと12本足りない。一昨日から他のことをほっぽりだしてブログだけに集中したが、4本しか書けなかった。1日1本、1ヶ月で31本をきっちりこなさないといけないわけではない。あくまで目安であって、数本不足しても特にサボっていたと責められることはない。10本不足するとちょっと多い。なぜこんな不足してしまったかと言うと、12月16日から26日の間に、集中して読書に時間を割り当てたためだ。その間がすっぽり抜けてしまった。それよりも前にも、1日か2日は空いたりはしていた。一昨日から2日で4本で、2日分回収した。それで現時点でぴったり10日分不足となった。

 10日分回収するというのはなかなかの大仕事だ。また、こっちに時間を使えば、別の日課の方にも影響が出る。そうすると、今度はそっちを回収しようとしてまたこちらに影響が出ると、行ったり来たりになる。並行して進めないといけない。並行処理は苦手だ。並行処理とまで行かなくても良い。1日の終わりにアイドル時間を使って、ちょいちょいと処理してしまえばいい。アイドル時間は確実に確保できるとは限らない。スケジュールしておくと良い。この時間に処理を開始すると決めておく。余裕を持って1時間くらいみておこう。23時から24時の間に、1日の振り返りとして投稿する。ブログといってもポエムだと前置きしているので、ポエミーになっても恥ずかしくない。それならば、思いついたことをサクサク書いていけるだろう。とにかく、あまりにビジーになっていないでもない限り、その時間にきっちり処理を走らせるようにすることだ。これは来年からの計画だ。

 計画通りにいかなかったときのことを考えよう。今のように10本も溜まってしまった場合をどうするかだ。単純な方法は、他のことに割り振っていた時間を削って、遅延している部分に割り当てるという方法だ。これは安直だ。何も考えずに他の時間を削れば、当然、そちらの方が止まってしまう。止まっても支障のない部分を削っておけば良いというのも難しい。止まってもいいものは、最初からやる必要もないことではないか。はじめから計画に入れる必要がない。計画を見直すべきだ。仮に計画に無駄なものが含まれていなかったとしよう。その場合はどこにも削ってしまっても良い処理がない。遅延は許されるかも知れない。その遅延はまたどこかで回収されなければならない。一つが遅延すれば、それを回収するためにまた別のところを遅延させなければならない。こうして連鎖して計画全体が遅延してしまう。

 もう一つ安直な方法について考えてみよう。それは、遅延させるのではなく、限られた時間内で不足した分を回収できるように、処理の負荷を下げるように、クオリティを落としてしまうことだ。ブログの場合、取ってつけたような、お茶を濁したような投稿をでっちあげることだ。こうして形だけ取り繕って、割り当てられた時間で、本来かかるはずだった時間を短縮して多くのタスクを処理していく。最初の計画のところまで到達したら、通常のクオリティに戻して、計画全体を通常運転に戻す。この方法はブログのような、クオリティを上げ下げすることで、必要となる処理時間も柔軟に制御できるような処理でのみ可能ととなる。他にそのようなことが可能な処理は、コーディングもそうだろう。クオリティを下げれば、悪い設計で良いのならば、必要となる時間を短縮することが可能だ。もちろん、コードのクオリティを下げるのは許容されるものではない。今、自分が書いているブログのように、クオリティを下げてもおそらく誰にも迷惑がかからず、何の影響も与えないようなものなら、少なくともコードのクオリティを下げるよりは許容できるかのように思える。このブログのクオリティを下げて処理時間を短縮して、数を稼ぐというのは、一見妥当な方法にも思える。しかし、実はそうではない。2つの点で考えてみることがある。

 まず、クオリティを下げても何の問題も発生しないようなブログは、もともとそれ自体やる価値のあるものなのだろうかという疑問だ。このブログは何かを求めて始めたわけではない。クオリティなど追求していなかったし、今も追求していない。それなのに、1日1本というノルマを課したせいで、毎日の計画の一部に組み込まれようとしている。大体、夜11時から12時の間に書こうと思っている。この1時間というのはかなり貴重に思える。もしやっていなければ、かわいい猫と遊んだり、気がかりなドラクエを進める時間が確保できる。この貴重な時間を削ってやっているのだ、いかに何の見返りも求めないポエムであったとしても、意識的にクオリティを下げても良いのだろうか。あまりにクオリティを求めすぎるのも問題だ。6時間かけてやるようなら、そんなものはやらないほうがいい。限度がある。1時間でやると決めたら、それだけでやるのが良い。その時間内でできるだけのことをやるという程度にとどめておけば良い。素早く文章にまとめ上げられるというスキルはなかなか貴重だ。だが、クオリティを落としてでっち上げるというスキルは重要じゃない。もし、ノルマを課したことによる義務感からでっちあげようとしているなら、そのブログには価値がないように思う。

 もう一つはより深刻だ。クオリティを下げて時間を短縮するというスキルが身についてしまうことが、逆に悪影響を及ぼす可能性がある。別のところの重要な処理、例えばコーディングでもブログと同じようなノリで、時間を短縮するためにゴミみたいなコードを書いて、とりあえず動くだけの取り繕ったようなコードを生産してしまうことに罪悪感を感じなくなってしまうことはないだろうか。否定できない。コーディングにかける時間も、ブログと同様に限度があるが、例えば、Hello Worldに10時間かけたらやりすぎだ。もし、目的がプログラムを動作することを確認するためだけというのなら、たぶんやりすぎだ。一方、目的がHello Worldを真に理解することであるなら、それでも全然足りない。その場合は、最初から目標をそこに設定しておく必要がある。時間がかかるからといって、分かったようになったつもりになってコードを書き続けるのは危険なので、十分な時間を確保する必要がある。もし、時間内で終わらせるためにクオリティを下げる悪習があると、時間をかけようとする気すらなくなってしまうことだろう。

 この2点の問題を考えると、数を稼ぐためにクオリティを下げるという選択肢は考えられない。 今月のノルマ達成は諦めるのが良さそうだ。反省点としては、計画の不完全さだ。ブログに対する優先度がかなり低かったのもある。それよりも、抜けてしまった日をどこで回収するべきかという、保険をかけていなかった。予備の時間を確保していなかった。また、12月16日から10日間、道を逸れて読書にハマってしまうという予想外の出来事があった。そのときは、後で回収すればいいかと思っていた。まさかポエムを書くのがこんなに大変な作業だとは思ってなくて、軽くみていた。厳密に計画通りに進める必要はないのだが、こまめに計画を見直して、重要なのが何かを確認していったほうがいいだろう。少なくとも1週間、できれば毎日がいい。

 

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