Lazarusのスクリーンショットの関係で、ReactOSを試してみたくなった。存在は前から知っていたけど、実際に試すのは初めて。まずはQEMU/KVMの仮想環境で試した。しばらくいじくってみて、なかなか良い感触が得られたので、2010年くらいの古いPCにインストールしてみることにした。
残念ながら、良い結果が得られなかった。まず、インストーラーが起動しないという問題で時間を取られた。USBスティックメモリにインストーラーを書き込んで試したところ、途中で真っ黒な画面で止まってしまう。どうやらCDでないとだめらしい(これに気づくだけで結構時間を食った)。空のCD-RがなかったのでDVD-Rに焼いてやってみた。2台のうち1台は先に進むことができて、最後まで到達できた。起動してみると、異常にマウスやキーボードに対する反応が悪い。ウィンドウの更新がラグすぎる。間違いなくビデオドライバが問題なのだろう。NVIDIAのGeFroce 9600 GTが装着されているので、ドライバを入手してインストールしてみた。インストーラーが動作すること事態が驚きだ。インストールは完了してマウスとキーボードの反応は良くなり、ウィンドウの更新の反応も良くなった。しかし、画面の解像度が800×600しか選べない。というところでやめておいた。
QEMU/KVMの仮想環境だとビデオカードの問題はないが、厄介なのがホストとファイルをやり取りする方法だ。virt-managerにあるファイル共有の機能は使えない。USBデバイスのリダイレクトも使えない。そうするとFTP経由で渡すのが良さそうだが、今回はこの辺りでやめておいた。
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