来年の読書とゲームの予定

 現在所有しているアイテムから2023年に読みたい本、プレイしたいゲームを大雑把に見繕った。本がおよそ150冊、ゲームが50本となった。本は文庫の小説から1000ページを超えるプログラミングの大著まで様々だ。ゲームは大体PS4のばかりになった。

 150冊というのは熱心な読書家なら不可能な量ではない。2〜3日に1冊読めれば達成できる計算になる。文庫の小説だけならできそうだ。しかし、1000ページ超の、気軽に読めるとは言えないような本まで含まれると、それだけで数週間〜数ヶ月はみておかないと厳しい。つまり、これは無茶な計画だということだ。少し下方修正しておこう。見繕った読みたい本のリストは、読破するのではなく、全編を読むべきか、切り上げてしまうべきかを判断できる程度までに読むところまでとしておく。これなら2〜3日あれば判断できる。本当は全部読みたいのだけど、無謀な計画は立てない。読む必要がないと判断できたら、ひとまず押し入れに入ってもらうことにする。

 書いてて思い直した。見繕ったリストは、どうも優先度が高い本ばかりのようだ。読まないといけないという本ばかりが選ばれているので、2〜3日かけなくても現時点で読むべきだという判断ができている。小説も同じだ。なので、数を減らさないといけない。半分くらいにしないと厳しい。それだと5日に1冊になるが、まだ厳しいかも知れない。小説のリストと解説書のリストに分けたほうがいいだろう。1冊当たりに必要な時間がかなり違ってくるので、同列に扱わないほうが分かりやすい。

 修正した。解説書が71冊で、小説が58冊になった。解説書はおよそ5日に1冊、小説はおよそ6日に1冊のペースになる。小説の方は割と余裕を持っていけそうだ。解説書はどうだろう。内容の濃さにも文量にもかなりばらつきがある。1000ページ超のを5日で読むのはほぼ不可能だろう。新書の200ページほどのものなら2日あればいけそうだ。あまり新書や文庫のはピックアップしていないので、余りを割り当てるとしても全然足りない。まだ下方修正が必要そうだ。絶対に読破したい本と、手を付けるところまでにとどめておく本の2段階にしてみよう。

 修正した。さっきの解説書の中から、2023年中に読み終える本を12冊だけ選択した。これなら十分達成可能に思える。1ヶ月に1冊のペースになるが、1ヶ月もかからなそうなのがほとんどで、1ヶ月で終われるかどうかというのが3冊ほどといった感じになった。とりあえずはこれでいってみよう。

 ゲームの方に目を向けてみる。50本を見繕った。ほとんどPS4のものだ。1本あたり7.3日の配分になる。1日中やってていいなら可能だろうけど、そんなことはできないし、たぶん苦痛になってくるだろう。そうなると、さっき提案したような、一度そこそこ手を付けてから、最後までやるべきかどうか判断するという方法を取らざるを得ない。ゲームの場合は本よりかは判断するのは簡単だ。本の場合は面白くないからやめるという判断は少し危険が伴う。最初だけで面白く感じられるかどうかがわからないし、必ずしも楽しみのためにやっているわけではない。ゲームの場合は楽しめるかどうか感じたままに判断しても、そんなに危険はない。後半になってじわじわと面白くなってくるというゲームもあるだろうが、最初の方でつまらないと感じたものを、そこまでやり込むことはできない。しかし、自分のゲームに対する評価は結構甘めだし、そんなに面白いと感じなくてもなんとなくプレイできてしまう性格なので、思い切って途中でやめる強気な判断ができるかどうかはちょっと不安だ。

 最初のリストよりはだいぶマシになった。それでも、計画通りに進めるのはやはり難しいだろう。読書やゲームにすべての時間を使えるわけではなく、かなり限られている。ちょくちょく計画を見直してリストを更新していかないといけない。できれば毎週くらいやったほうがいい。いっそ毎日やってもいいくらいだ。

 改めてこうやって来年の読書ゲームの計画を立ててみたあとに今年を振り返ってみると、なんとも無計画だったということが露わになった。今年新たに増えたアイテム数は159だ。そのうち30くらいはマンガだと思うから、130くらいだろう。コンプリートできたのは、マンガを除くと40くらいだ。約70%が未消化で、大体全体のアイテム数の未消化率と同じくらいになっている。これではいつまでたっても進歩しないわけだ。来年はアイテムを一切増やさない、くらいの決意がないと、同じことを繰り返しそうに思える。しかし、幸か不幸か、来年も出版が予定されている本で読みたいのがちょくちょく目についている。それらを入手しないという選択肢はない。なんとか増殖し続けるのに歯止めをかけたい。購入するのは新しい本だけという制限を課したらどうだろう。今年入手したアイテムの中で、今年に発売されたものは20くらいだ。雑誌のようなものも含まれているので、本はもうちょっと少ない。この程度なら増えても許容できそうに思える。でも難しいだろうなという気がする。

 必要なものを買わないでおくのと、未消化のアイテムが増え続けるのとではどちらが精神衛生上良くないのだろう。どっちもどっちに思える。表面上の消化率の問題よりも、必要だと判断してそれをちゃんと活用できたかということのほうが大事だ。いつか必要なときが来そうだから、という理由ならば入手しないほうがいい。金銭的な面でも無駄だし、脳にその本を所有していることを記憶させるスペースを浪費させてしまう。そもそも、本を読むこと自体が目的なわけではない。書いてあることを理解して、プログラミングの糧にすることが目的だ。本棚に本を並べるだけでプログラミングが上達することなど決してない。どこまで本に頼ればいいのだろう。もう、十分なだけの本を所有しているように思える。

 このままずるずると消化できたとかできなかったとか続けるくらいなら、いっそのこと、管理をやめてしまって、1年間くらい本を読まずにひたすらプログラミングだけをし続けるという荒業に出てはどうだろうか。プライベートなプログラミングではゲームプログラミングをやっているのだけど、どう考えてもこれまで作ったゲームの数も質も不足している。それは、必要な基礎知識や経験が不足しているからと言うよりも、ゲームを作ることそのものに取り組んでいる時間が少ないからのように思える。結局の所、ゲームを作れるようになるにはゲームを作るしかない。その時間を削ってまであの本を読んだとか読んでないとかに振り回されたり、精神をかき乱されて集中できなくなってしまうようでは、逆効果だ。そうはいっても、1年間何も読まずにいられるほど強い意志があるわけでもない。まだまだ修行が足りない。

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